今から1400万年前、紀伊半島にマグマが噴出して阿蘇山を遙かにしのぐ巨大カルデラが出現しました。熊野はパシフィックオーシャンならぬ、マグマオーシャン状態だったわけです。
そのような理由で熊野では巨岩を至る所で見ることができます。左の写真は北山川の大蛇行地形です。右は300mの直立した赤い大岸壁「大丹倉」です。道路から見上げる風景も迫力がありますが、車で頂上近くまで行くことができます。このように地形的・景観的に優
れた場所をジオサイトと呼んでいます。
熊野の巨大岩壁や北山川の石を観察し、あわせて地球の成り立ちについてガイドの解説を聞きながら、ジオサイトツアーを楽しんでみませんか。
北山川では激流を利用したラフティングを楽しむことができます。激流をチームワークで乗り切ったあとは深い淵で大岩から飛び込んだり、自然のシャワーを浴びたりしながらスリルを味わうことができます。
熊野から少し車を走らせると和歌山県那智勝浦町に到着します。そこではホエールウォッチングが盛んにおこなわれ、ゴンドウクジラやイルカの大群と遭遇することができます。ときには写真のような大マッコウクジラも回遊してきます。